ハーマイオニー「それに、ウィンキーも無実だわ、私達の聞いた声は低い男の声だったから・・・」
クラウチ「だとしても、ウィンキー・・・お前にはテントに居るように命じた筈だが?」
ウィンキー「申し訳、グスッ・・・申し訳ございませんです。ご主人様」
クラウチ「主人の言いつけを守れないしもべは『洋服』に値する!」
ウィンキー「それだけはどうか・・・」
ハーマイオニー「ウィンキーに罪は無いわ! きっと操られてたのよ!」
ロン「さすがパーシーの上司だけあっておっかないや。」
アーサー「君達の言い分も分かるが、クラウチ氏のしもべの事は我々にはどうしようもない・・・エイモス、しんのすけに杖を返してやってくれないか?」
エイモス「分かったよ、ほれ!」
しんのすけ「あ~、オラの杖~会いたかったゾ~」スリスリ
風間くん「そんなに大事なら、無くすなよな!」
そんなこんなで波乱のワールドカップは終わり・・・キングズ・クロス駅
モリー「それじゃあ、みんな元気でやるのよ!」
ビル「今年はうんと楽しくなるぞ!」
しんのすけ「便座がリニューアルするの?」
風間くん「それは大間違いだ!」
しんのすけ「大だけに?」
ゴチン!
ハーマイオニー「馬鹿な事言ってないで、席確保するわよ!」
しんのすけ「ほーい!」
汽車
ロン「でも、今年は特に楽しくなるって何でだろ?」
しんのすけ「若い美人の、ピチピチした先生が来るとか!?」
風間くん「そんな事で、あんな思わせぶりな事言わないだろ・・・」フォイ
ハーマイオニー「あれ、今・・・フォイって?」
マルフォイ「ウィーズリー、君は親も兄弟も魔法省に勤めてるのにしらないのか?」
しんのすけ「何せ、窓際族なもので・・・」
ロン「余計なお世話だよ!」
マルフォイ「それで君達は、エントリーするフォイ?」
風間くん「だから、何にだよ。分からなきゃ答え様が無いじゃないか!」
しんのすけ「多分マルフィイの彼氏候補にだよ!」
風間くん「君、そっちの趣味かよ・・・」
マルフォイ「んなっ、違うフォイ!」
ハーマイオニー「思わせぶりな事ばかり言って、さっさと本題に入らないから悪いのよ!」
ロン「さっ、出てった、出でった」
ピシャリ!
クラップとゴイルは、一歩後ずさる
マルフォイ「だから、誤解フォイ!」
そして、4人が汽車を降りると、懐かしい姿を見つける。
ハグリッド「イッチ年生! イッチ年生はこっちにきてくれや!」
風間くん「やあハグリッド!」
しんのすけ「よ!」
ハグリッド「おお、元気そうな姿を見られて、嬉しいわい。そういえば礼がまだだったな」
ロン「お礼って?」
ハグリッド「決まっちょろうが! バックビークを助けてくれたんはお前さん達じゃろ?」
ハーマイオニー「そんなバックビークの名前を軽々しく言わない方がいいわ。誰かに盗み聞きされたら大変よ!」
しんのすけ「そうよ、変態よ!」
ハグリッド「お前さんは相変わらずだな。」
しんのすけ「オラと風間くんの愛も変わりません!」
風間くん「やめてくれ、気色悪い。」
大広間
???「今年もみなさんに会えて嬉しいですよ!」
しんのすけ「オラ、君の事なんて知らないゾ」
風間くん「殆ど首無しニックだよ・・・ゴーストの」
しんのすけ「殆ど玉無し!? どういう事? 撤去工事が失敗して・・・」
ニック「首無しです!」
ニック「それにしても皆さんがご馳走を食べられて本当に良かった。」
しんのすけ「え、オラ達の食事も用意出来ないほど、この学校の経営行き詰ってるの?」
ニック「いえいえ、さっきピーブスが厨房で大暴れしまして、しもべ妖精達はパニックに陥りまして」
ハーマイオニー「屋敷しもべ妖精がここにも居るって言うの!?」
ニック「左様でございます」
しんのすけ「でも、オラ全然見た事無いゾ。」
ハーマイオニー「それで、お給料やお休みは? ちゃんと貰っているの?」
しんのすけ「オラの父ちゃんですら貰ってるんだから、きっと大丈夫だゾ!」
風間くん「お前、父親をなんだと思ってるんだよ・・・」
ニック「お給料にお休み!? しもべ妖精はそんなもの受け取りませんよ!」
ハーマイオニー「奴隷労働だわ! このご馳走も、屋敷しもべ妖精の犠牲で出来ているんだわ!」
それっきり、ハーマイオニーはご馳走に手をつけなかった。
ロン「ハーマイオニー、ごらんよ。糖蜜パイだ! チョコレートケーキも!」
ハーマイオニー「生憎、私にも目があるから、いちいち教えて頂かなくてて結構よ。」
しんのすけ「ケッコー、ケッコー、コケコッコー!」