校庭
ハグリッド「よう来た、俺が今年もみんなに教えられるとは思っとらんかった!」
マルフォイ「二年続きでこのウドの大木が教えるなんて、この学校も人手不足が深刻だフォイ!」
しんのすけ「この学校にヒトデなんて居るの!?」
風間くん「そのヒトデじゃなくて、人が足りてないって事だよ!」
ハグリッド「ええか、みんな今日は尻尾爆発スクリュートをやる!」
ハーマイオニー「何?それ?」
ロン「ハーマイオニーでも知らないなんて・・・」
しんのすけ「何だか、恋の予感がするゾ!」
風間くん「それを言うなら嫌な予感だろ・・・」
スクリュートは殻を剝かれたイセエビのような姿をして、尻尾らしいところから時折火花が飛んでいる
風間くん「ヌメヌメしてて気持ちわるいや・・・・」
ハグリッド「そう言わんでくれ、風間くん」
しんのすけ「イワンがだめならケビンでどう?」
ハーマイオニー「そう言う意味じゃないわよ!」
ハグリッド「今日の授業はこいつらにあった餌を見つけるっちゅうことだ! 色々用意してある。蟻、カエルの肝、オオイカの
卵 ちーっとずつ試してくれや」
そうしてみんな嫌々ながらもスクリュートに餌を与え始めた
風間くん「コイツ油断してると、尻尾の火で火傷しちゃうよ。」
ロン「去年のバックビークから何も反省してないや」
ハーマイオニー「あれ、しんのすけは何処?」
しんのすけはスクリュートを持ってマルフォイを追っかけている
マルフォイ「こっちに来るな!」
しんのすけ「待ってよ~~ スクリュートがマルフィイの指を食べるか試したいんだゾ」
ハグリッド「その発想は無かった! そりゃ試してみる価値がある」
風間くん「まずいよ、ハグリッド。スクリュートがお腹壊しちゃうかも!」
こうして、マルフォイは事なきを得たのだった。
その日の午後 防衛術
ムーディ「そんなものは仕舞ってしまえ」
ムーディ「教科書だ。そんなものはこの授業では使わん!」
しんのすけ「なら、何で買わせたの?印税のため?」
ムーディがしんのすけをギロリと睨みつける
風間くん「おい! いいから黙れ!」
ムーディ「良い友達をもったな・・・では、すぐ本題に取り掛かる。やるのは呪いだ。お前達がもっとも警戒すべき呪文についてだ」
ムーディ「さて、魔法法律により、最も厳しく罰せられる呪文が何か、知っている物はいるか?」
ロン「パパから聞いたのは・・・たしか『服従の呪文』とかなんとか?」
ムーディ「こいつは一時期えらく魔法省をてこずらせた。」
ムーディは机の上の瓶から、蜘蛛を取り出すと唱えた。
ムーディ『インペリオ!服従せよ!』
すると、蜘蛛は跳んだり跳ねたり、しまいにはタップダンスを始めた。
しんのすけ「オラも踊るゾ! イロハオエ~ イロハオエ~」
ハーマイオニー「やめなさい!」
ムーディ「完全な支配だ、わしはこいつを意のままに出来る。溺れさせることも、誰かの喉に飛び込ませる事も・・・」
ムーディ「この呪文のやっかいな所は、誰が自分の意思で動いているのか見分けるのが非常に困難な所だ。油断大敵!」
ムーディ「さて、他の呪文を知っているものは?」
すると、意外な人物の手が挙がる。
ネビル「・・・・磔の呪い」
しんのすけ「針ケツの呪い?」
風間くん「・・・いい加減にしとけ」
ムーディ「では・・・」
ムーディ『クルーシオ! 苦しめ!』
すると蜘蛛は足をよじりながら、のたうち回る。誰の目からもとてつもない苦痛が与えられている事が明らかだった。
ネビル「・・・・・」
ムーディ「極限の痛み。それ以上でもそれ以下でもない。」
ムーディ「これさえあれば、他の拷問は必要ない。」
ムーディ「かつてこの呪いを受けて、幸運にも正気を保てた魔法使いはこう言っている」
ムーディ「・・・ケツからスイカを捻り出すようだったと・・・」
ゾクリ
生徒は恐ろしさに身震いした。