どうして他の子と違うの?
ペイ・シャンは
「どうして自分が他の子と違うのか」
と両親に質問してきました。
その度に両親は
「君は特別で個性的だからだよ」
と伝えていました。
両親の愛情を受けてペイ・シャンは
とても明るい性格に育ち、好きな食べ物を食べたり、
好きな番組を見たりして彼女なりの
充実した1日を過ごすことができました。
ペイ・シャンは絵を描くこととピアノを弾くことが大好きで
2015年には長年の夢だったチャリティーコンサートで
ピアノの演奏を披露することもできました。
2016年7月、ペイ・シャンの容態が急激に悪化して
両親に見守られながら静かに息を引き取りました。
心に残る葬儀へ
ペイ・シャンはキャラクターのマイメロディが大好きで
マイメロディでいっぱいの明るい
お葬式にしたいと願っていました。
この彼女の願いには
参列者が彼女との大切な思い出に包まれた空間で
彼女の人生を祝福することができるように
という意図が込められていたそうです。
どんな状況にも屈することなく、
常に前向きな姿勢で決して諦めなかったペイ・シャン。
様々な制限があった日々でも
喜びを見つけて生き抜いた彼女を偲ぶのにふさわしい
心に残る葬儀となりました。
今回は1歳児の体に閉じ込められた
17歳の少女の人生を紹介しましたが、
今生きているのは当たり前ではありません。
明日を迎えられるのも当たり前ではないのです。
生きていることのありがたさを今一度考えたいですね。