男「…今日はこれくらいで帰るね、また明日」グスッ
女「……うん」
男「じゃ」
女「……」グスッ
男「やあ!今日はお客様がいらしているよ!」
女「いや。あなたもお客様だけどね」
友「よっすー、久しぶり」
男「まあ、何もないけどくつろいで行ってくれ」
女「私の部屋だけど」
友「うわ何このカレンダー、どういう趣味してんの……」
男「人の趣味に口出しするなよ!」ペラッ
友「あ、女ちゃんごめんね……」ペラッ
女「、いや違…というかなにめくってるの」
女「……」ペラッ
友「そろそろ俺らも卒業だなー」
男「だなー」
女「みんな進路はどうなったの?」
友「俺は某東大の薬学部だな」
女「東大!?」
男「あ、本気にしないで。東京○○大学だからね」
友「嘘は言ってない」
女「あなたは?」
男「君の婿に永久就職かな」
女「リストラ」
友「こいつはこの近くにある大学の医学部だよ」
女「ふーん」
友「あそこかなり頭いいのに驚かないんだな」
女「……まあそんな気はちょっとしてたから」
男「さすが僕の嫁だね」
女「もう離婚しましょう」
男「はやっ!?」
男「さて、そろそろなぞなぞかな。
毛の生えた棒状のモノを口の中に入れて、こすったり気持ちよ くなる。白いものがたくさん出てくるあの行為とは何だー?」
友「せっくー」
女「歯磨きね、間違えなく歯磨き。そして歯磨きはもう出たけど、ネタ切れ?」
男「うっ」
男「そろそろ帰らなきゃ!またなぞなぞ用意するから待ってて!」
女「いや、いらないから」
友「じゃなー」
友「んで、卒業式の日もこっちくるのか?」
男「うん、付き合い悪くてごめん」
友「気にすんなって、みんな心配してはいるけどこの距離だと 中々来れないからな」
男「だねー」
友「でも寄書き位なら用意できるからさ、卒業式までにはどうにかするよ」
男「ありがとう、友が初めてイケメンに見えるよ」
友「おい」
男「やあ!明日は卒業式だよ!」
女「……」