周囲で彼男と可愛子ちゃんが公認の仲になり有名になりすぎてしまった。
それを聞きつけた元彼女の私子が嫉妬に狂って可愛子ちゃんに危害を加えるかもしれない。
いや加えるはず。こいつはそういう最低な女。
外見が最低なだけでなく、中身も最低。付き合っていた俺だからこそよく知っている。
それが彼男の理屈らしかった。
化粧子「私子は彼男に未練がないのになんで嫉妬するのよ?しかも彼男って可愛子さんと付き合ってないみたいだし」
彼男「これから付き合うんだよ!そのための障害を取り除くために俺は努力してるんだよ!」
友子「なんで可愛子が彼男さんと付き合わなくてはいけないんですか」
彼男「好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ!」
可愛子「お付き合いする気は申し訳ないけどないです」
彼男「本当に好きなんだよ。信じてくれ。愛してると言ってもいいくらいなんだ!付き合えないと俺おかしくなってしまうくらいだよ!」
私子「とっくに既におかしいじゃん、何もかも」
彼男「うるさい。可愛子ちゃんが可愛いからって嫉妬して俺たちを引き裂くつもりだろ。そうはいかないぞ」