【クレヨンしんちゃん】しんのすけ「……父ちゃん、母ちゃん。ひまわりは今日も元気です。――行ってきます」誰も知らない22年後・・・

「……もう朝か……」

朝日が射し込む窓を見て、オラはふと呟く。
本当に、何があったのだろうか……

嫌な記憶が、脳裏に過る。
あの時、真夜中に電話が鳴り響き、変わり果てた父ちゃん達を迎えに行った。
しかし何か起こってるなら、電話があっててもいいはず……

「……帰ったら、こりゃ説教だな」

そう……きっと帰ってくる。
そしてひまわりは言うんだ。
「友達の家にいた」って……

――その時、家の電話が鳴り響いた。

「――ッ!」

一気に、心拍数が上昇したのが分かった。
ヨロヨロと立ち上がり、電話機に向かう。目と鼻の先にあるはずの電話機が、とても遠く感じた。
伸ばす腕が震える。
そして、受話器を耳に当てた……

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ