婆ちゃん見舞って。謝られて。泣かれて。気にしてないよと話して。就職の報告して。
親父とおかんにも謝ったけど「お前が謝ったらいかん。」怒られて。彼女を守れと強く言われて。
親父が仕事で必要になるから携帯買って、電話は止めろと言った。そここまでしなくてもと思った。
まだ、おばさんも時間経って落ち着けば理解してくれて、元通りになれるんじゃないかと思ってて。
でも「あの子の耳に入る事が無いようにだ。」そう言われると、従うしかなかった。
彼女が帰ってくる時間に何とか間に合って。家で何事も無かったかのように装ってたけど、
「お帰り。」言って座ってたら、横来ても座らずに、膝立ちで頭に手乗せて。撫でられて。
「どして?」「なんとなくですけど。」何かおかしくて。「逆じゃね?」「たまには。」
多分平静装いきれてなくて。婆ちゃんの事だけでなく他に何かあったと、気付かれてて。
どんな意図だったかは解らないけど、とにかく優しい手で。されるがままになってたら、
軽く頭抱えられて。よしよし。完全にそんな感じで。泣きそうになって。