夜
男友「あぁ、焼くぞ」
女友「焼きますか」
男友「あぁ待て、カルビは最後だろうが」
女友「た、たしかに…」
もうわかっただろう。バーベキューですよ。
男友「あっそれは俺が育てたバラ肉…」
女友「パクッ」
男友「うあああああああっ!!」
女友「おいひーっ」
幼馴染「あははっ」
男「……」
こんなに楽しそうな幼馴染の表情を見れただけでもこの旅行はひょっとするとひと夏分の勉強よりも価値があったんじゃないかと、そう思った一瞬だった。
:
男友「晩飯後は…もうわかるな?」
はいはい花火花火
女友「花火ー!!」
男友「そう!花火!!男みたいな陰険な奴のために、ちゃんと閃光花火も買ってきた!」
男「だ、誰が陰険だ!」
男友「じゃ、始め!」
女友「よっしゃあああ!!」
俺が最初に手にとった花火は何かって?
もちろん閃光花火です
:
幼馴染「隣、いい?」
男「ん?あぁ」
意外だった。向こうから歩みよってくるとは。
幼馴染「唐突で悪いんだけど…」
男「ん?」
幼馴染「将来の夢…何?」
将来の…夢…?
なんだそれ?
夢?
高校3年生の時点で夢を語る?
……考えたこともなかった。
男「さぁね…秘密」
こんな情けない逃げ言葉しか思いつかなかった
男「お前は?」
幼馴染「秘密」
教えてくれるわけないか