「あなたに言いたいこといっぱいある」
私の頭は少し混乱しました。
ゆみは続けます。
「あのさ、まずあんたは謝りすぎなんだよ。
謝りすぎてそれが本当に心のこもった謝罪なのかわかんないし、
なんか弱い
謝る前に
謝るようなことをしない自分になりなよ」
たしかに私には謝り癖があって、
ちょっとしたことでもすぐに謝ってしまいます。
私はとっさに
「ごめん」
といいました。
ゆみは
「それ」
と指摘しました。
私の頭はもっと混乱しました。
混乱しすぎて脇汗が滝のように流れてきました。
これが後のナイアガラの滝になるということは皆さんもご存知の通りです。
ずっと私のターンと言わんばかりの猛攻撃をうけて、
私のライフポイントはなくなりました。
こんなにライフポイントがなくなったのは
小学生のとき、
雄介くんに遊戯王で負けた時以来です。
あのときは泣きました。
なんせ私のブルーアイズホワイトなんちゃらが聖なるバリアミラーなんちゃらでry
すみません。
関係ないので省きます。
当たり前ですけれども、
もう小学生の頃の私とは違う
大人の私なので、
ライフポイントがゼロになっても泣きません。