姉『にぃに~、お湯加減大丈夫~?』
男「ん? あぁ、姉ちゃんか……そこにいるの? あ、お湯加減は大丈夫だよ」
姉『……今日、学校で何かあった?』
男「えっ?」
姉『にぃには、考えていること……違った、感情が表情にすぐに出るから、何かあったらすぐに分かるって、前から言ってるでしょ?』
男「……流石に、姉ちゃんの目は誤魔化せないかぁ」
姉『今回は深刻そうな顔はしてなかったから話は詳しく聞かないけど、何かあったら相談してね?』
男「うん……ありがと」
姉『じゃあ、一緒に入ってm』
男「却下!」
姉「うぅぅぅ~……けちんぼ! ハァ……一人で寂しくテレビでも見てくるんだよ……」
男「…………行ったか。 ったく、いつもちゃらんぽらんなのに、変なところで気が回るんだから……」
男「だから、姉ちゃんにどう対応していいのか分かんなくなるんだよな……実際、姉ちゃんに対して好感持ってるわけだし」
男(それにしても、よく見てる。 厄介だなとは思ってても、実際のところそこまで危機感があるわけではないし……)