女「だって、看病するという名目でここにいられるもの」
男「……、それは今日も泊まる、ということか?」
女「えぇ。 すでに両親にも許可はもらってあるから」
男「……準備がいいな」
女「“最初に友達になってくれた子が風邪で倒れたんだけど、両親が出張でいないらしいから看病してくる”って言ったら、あっさりだったわ」
男「間違ったことは言ってないし……まぁ、その、なんだ。 ありがとうな」
女「……お礼はいいわ。 私は、必死に自分の献身さをアピールしているだけ」
男「打算塗れだとしても、わざわざ口に出さないでくれよ……本当に嬉しいんだから」
女「……少し、照れるわね」
男「そうかい」
女「…………」
男「…………」
女「…………何か、喋ってくれないかしら」
男「女さんは、病人に率先して喋らせるのか?」
女「……、それもそうね」
