【※切ない…※】学生時代に気になっていた「貧乏な後輩」。しかし時間が経ったことで、それが恋だとわかり…。

結局、親父の一言でもう1日、俺の部屋で休むことになった。俺は看病を命令された。
その日、1日中後輩と話していた。中学の頃みんなに冷やかされたことや、
学生時代の思い出話、遊びにいったときの話、楽しいことも辛いことも、
思い出はいつも後輩と一緒だった。
俺が中2、後輩が中1の時からずっと一緒にいたのだから当然と言えば当然だが、
俺はそのことに気がつくと心の中が決まった。
その日も後輩をうちに泊め、1晩中話をしていた。
家に帰った方が休めたかもしれないが・・・ 次の日、俺は付き合っていた彼女に別れてくれるようにお願いしに行った。
ごねられたらどうしようかと内心思っていたが、あっさりとOKされた。
あとで友達に聞いた話だが、俺の他にも付き合っている人がいたらしい。
俺は急いで帰って後輩を呼び出した。
そして彼女と別れたことを言って俺と付き合って欲しいと告白した。
後輩は呆然としていたが、しばらくして泣きだした。
「私なんか駄目です。私なんか駄目です」と繰り返すばかりだった。

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