思い立ったがハピィデイ、翌日俺は地元のアニメイトの前に立っていた。
…手には、うまい棒がぎゅうぎゅうに押し込められた紙袋を持って。
あ、ちなみにこの内容はスレバレが怖いので8実2嘘で書いてます。
大筋は本当なのであしからず。
うまい棒を高らかに掲げながら、自分史上最高の笑顔で
「うまい棒どうぞ」
キモピザがアニメイトに入ろうとするキモオタにうまい棒を渡そうとする。
シュールだ、滑稽だ…
こんな怪しい奴から食い物なんか、当然誰だって貰わない。俺だって貰わない。
それでも俺はブヒブヒ言いながら、めげずに声をかけ続けた。
でも見ず知らずの人間からうまい棒を貰っちゃうような奇特な人はいるもんで、そんな人が30分に1回のペースで現れた。
そんなこんなで2時間くらいたったころ、ふいに後ろから声をかけられた。
振り返るとそこには、自分(175せんち)より若干背が高めの、メガネにひげ面の青年が立っていた。
年の頃は24,5といったところか。
高2の夏休み明けに2ちゃんねる(vip)を始めてから半年、はじめてリアルで2ちゃんねらーに遭遇した。
その時の自分の喜びようは言うまでもなく、
「あwwwwはいwwwwwそうですwwドゥヒュヒヒwwwwwwwwデュクシwwwwwwwwデュクシwwwwww」
みたいな返事をしていた。
2ちゃんねるとは何の関係もないのに…