男「ずっとお前の傍にいる。その役を誰かに取られるなんてまっぴらごめんだ」
男「だから、俺は、俺は……お前のことが――」
男(……偶然でもなけりゃ運命でもない、か)
男(分かってるよ、ったく)
男(俺の人生は、何をするにしてもその理由には幼馴染がいた)
男(分かった、やっと分かった)
男(やっぱり、こいつを救うのは『俺』の使命なんだ。『俺』にしかできないことなんだ!)
男(だから、死ぬまで)
男(こいつのために生きてやる)
男(こいつを救うことと一緒にいることが、俺の生きる理由だ)
「――大好きなんだ」
ふぃー、疲れた。
……おかえり。取材……終わった、の?
ああ。あの雑誌に乗るのは久々だな。患者さんに知り合いがいてさ、結構フランクに話してるとこが載るらしい(笑)
……そう
ああ。
[ad1]
……おビール……に、する?
気分が乗らねぇや、まだいいよ。晩ご飯は?
……鯖。
味噌煮? 一昨日昼に食ったわ。
……そう。
あーでもちょっと待った。用事あるから少し部屋入る。
……地下室?
いつも通りな。
……たまには……入らせて、くれても……いい、のに。
悪いな。でも、本当に出入り禁止なんだよ。見られたらマズいっていうかさ。
……そう。
ああ。やっと実際に跳躍するわけだ。
……何、してるの?
んー、実は地下室に行くのは、多分今日で終わり。目的が果たせるからな。
……目的?
ああ。
…………
ちょっと素直になれない女の子を、助けに行くのさ。
お前を救うためなら、時間だって飛び越えてやるよ。
終
出典:http://blog.livedoor.jp/fusigi2ch/archives/11069622.html