みさえ(やっぱり…しんのすけとひまわりを道連れには、出来ない!)
ガチャガチャ
みさえ(開かない?!)
みさえ(どうして?力が入らない…今頃、睡眠薬が効いてきたの?)
みさえ(いや!いやよ!)
みさえ(どうして死ぬしか考えなかったの?!)
みさえ(お父さんやお母さんに迷惑かけたって、泥水を啜ったって、何をしたって…)
みさえ(生きていた方がずっと良いじゃない!!)
ドンドンッ!
みさえ「い…やあ…」
みさえ「誰か…開けてー!!!」
ドンッ!
ひろし「く…眠い…」
みさえ「あ、あなた?寝てた筈じゃ…」
ひろし「大事な女房のピンチだぞ?寝ていられるか」
みさえ「あなた!」
ひろし「いいから!今は一緒にドアを開けて、急いで換気するぞ!」
みさえ「ええ!」
・
・
・
みさえ・ひろし「はあ、はあ…」
みさえ「何とか、換気、出来たわね」
ひろし「ああ、もう限界だ…寝る…」バタッ
ブウウウン…ガチャ
しんのすけ「ん…んん…」パチッ
しんのすけ「此処、どこだ?」
みさえ「お家よ」
しんのすけ「…いい所は?行くんじゃなかったのか?」
みさえ「ちょっと予定変更になったのよ。しんちゃんもずっと寝てたし」
しんのすけ「おお!お空が暗いぞ!いつの間に夜になったんだ?」
ひろし「ひまわりは俺が連れて行くから、お前としんのすけは先に家に戻ってろ」
みさえ「はーい。じゃあ、あなたお願いね」
しんのすけ「…」じぃ