配達員「そ、それで?」ゴクリ
隣のおばさん「次の日、一家は森の中で発見されたわ」
隣のおばさん「奥さんは……多分、最後に死ぬのが怖くなったのかもしれないわね」
隣のおばさん「ドアを開けようと、取っ手にしがみついたまま亡くなっていたそうよ」
配達員「つまり…幽霊がピザの注文をしていたって事?」
隣のおばさん「ええ、毎年ね。時々、あんたみたいな余所から来た人が知らずに届けに来ちゃうんだけどね」
配達員「だって…そんな、ありえない…」ガタガタ
隣のおばさん「どっちにしろ、届ける相手はいないわよ?」
隣のおばさん「今回は、私が代わりに貰ってあげるわ。いくらかしら?」
ブロロロロロ…
隣のおばさん「全く、余計な出費が増えちゃったわ」
隣のおばさん「一人でこんなに食べられないし」
コトッ
隣のおばさん「…お裾分けよ」
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みさえ「みんなー、ピザが届いたわよー」
しんのすけ「やったー!ピッザー!!」
ひまわり「たたあ!」
ひろし「あはは、二人ともテンション高いな」
みさえ「はいはい、飲み物用意するから、座って待ってなさい」
ひろし「俺にビールは?」
みさえ「もうないわよ」
ひろし「ちぇー…」
しんのすけ「父ちゃん、母ちゃん」
みさえ「なに?」
ひろし「何だ?」
しんのすけ「楽しいな!きっとここよりいい所はないぞ!」
みさえ・ひろし「!」
みさえ「ええ、そうね!」
ひろし「ああ!俺もそう思うぞ!」
ひまわり「たあ!」
しんのすけ「じゃあ、お久しぶりに…野原一家、ファイヤー!」
みさえ・ひろし「ファイヤー!!」
ひまわり「たゆたー!」
しんのすけ「えへへ。お久しぶりだから、照れるぞ」///
ひまわり「えへへへ」///
みさえ「うふふ…」
ひろし「あはははは!」
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