ボーちゃん「…明日、無理心中する両親の言葉とは、思えない」
みさえ「何でそれを…」
ボーちゃん「おい、お前ら」
マサオ「へい、兄貴」ササッ
風間「く、車の準備は出来てます」ササッ
ボーちゃん「ガキが大事なら、着いて来い…娘も連れて」
しんのすけ「父ちゃん、母ちゃん…」
みさえ「ひ…人でなし!」
ひろし「仕方ない…」
みさえ「でも、あなた…」
ひろし「…流石に、子供達には酷い事はしないよ」
みさえ「本当に?」
ひろし「…」
ボーちゃん「ああ、子供達には手を出さない。お前らが、着いて来るならな」
ひろし「…分かった」
みさえ「ひまわり連れてくる」
ボーちゃん「警察に連絡するつもりなら、無駄だぞ。電話線は切ってるし、裏では若い者が見張ってる」
みさえ「…分かってるわよ」
ひろし「…本当に、子供達には手出しをしないんだろうな?」
ボーちゃん「だから、お前ら夫婦次第だ」
ひろし「…クソ」
ボーちゃん「…」
ひまわり「うえぇ!」
みさえ「よしよし…ひま、静かにして?」
ボーちゃん「じゃあ、揃ったな。此処に乗れ」
ギイ…
みさえ「…此処って」
ひろし「トラックの、荷台?こんな所に乗れってか?」
ボーちゃん「安心しろ、俺も一緒に乗る」