【※泣いた※】みさえ「他はガムテープ、睡眠薬、それから、遺書ね」ひろし「…ああ」

ネネ「うん…よっしゃあー!」

ボーちゃん「大丈夫そう?」

ネネ「ばっちりよ。まさか、こんないい所に泊まれるなんて…」

しんのすけ「いい所?」

ボーちゃん「夜逃げ先の旅館」

風間「何処?」

ネネ「此処よ!」

風間「…嘘だろ?」

ネネ「本当よ」

マサオ「…わあ…流石だなあ」

しんのすけ「ねぇ、一体どんな場所?」

ボーちゃん「一年先も予約埋まってる、老舗の旅館」

しんのすけ「いつ予約したの?」

ボーちゃん「昨日、ネネちゃんが」

ネネ「ただ聞いただけよ?」

ネネ「土曜から泊まれる、ちょっと良い旅館はないかって。愛に」

しんのすけ「あ、愛って…あの、愛ちゃん?」

ボーちゃん「その、愛ちゃん」

しんのすけ「今のオラの事…知ってるの?」

ボーちゃん「それは言ってない」

ボーちゃん「愛ちゃんは、しんちゃんの家が大変になる前に、外国へ行ってしまったからね」

ボーちゃん「しんちゃんは『事故』で死んだって、聞いてるらしいよ」

しんのすけ「…なら、良かった」

風間「でも分からないものだよね?あんなに仲が悪かったネネちゃんと愛ちゃんが、ペンフレンドになるなんて」

マサオ「愛ちゃんの引っ越しが決まった時、ネネちゃんこっそり手紙渡してたもんね…僕も、手紙渡したんだけどな…」ボソッ

しんのすけ「おう、そうなのか?」

ネネ「今回の事も、詳しくは言ってないけど…愛は理由を聞かずに、旅館を融通してくれたわ」

ボーちゃん「大きな旅館なら、借金取りも入り難いイメージだし、丁度良かった」

しんのすけ「みんな、オラ達の為に…」

ボーちゃん「…みんなで助かろう」

しんのすけ「うん!」

~~~~~~~~~~

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ