真っ暗な中でさあ、
『とりあえず寝よう』
と思ったけどこういう時に限って寝れないし
そもそも寝れるような状況じゃないんだよな。
そんな中でカサカサ音がしたんだわ。
俺はそん時に葉っぱを踏むにしても軽い音だし
鳥だろうなーって思ってさほど気にして無かった。
ただ、後ろに置いてた山菜入れるカゴが引きずられて行くのに気がついて
後ろ見たら毛むくじゃらのイノシシが居た。
「おっふぁえういえ!?!?!?!?!?!?!?」
訳わからん叫び声あげたんだけどこれがまずかった。
イノシシにターゲットオンされてしまった。
イノシシは俺にゴンってぶつかって来た。
ぶつかられるのは短距離でスピードも出てなかったから
そんな居たくなかったんだが腕に噛みつかれた。
俺はとにかく助けて助けてとしか言えなかった。
ここらへんは覚えてる。
てか俺ここらへんで一回意識を失った。
んで気がついたら薄暗い朝ですわ。
一瞬「死んだんかな」とか思った。
腕にすぐ激痛走って夢じゃないと絶望した。
よくわからんがイノシシはこれだけで済ましてくれたのかなって起きあがると
骨と肉塊に別れているイノシシが散らばってた。
俺、グロいの苦手なのでそこでもう一回意識を失った。