「花子さん。この人がさっき話した協力してくれる方です」
「はっお前がか、頼りねぇな~」
ポニーテイルの花子さんはジト目で紫煙を吹かしながら言う
「小学生がタバコを吸うのはよろしくないと思うよ」
「私しゃ20だ!」
すごい剣幕で言い返された。
そのルックス、その身長。どうみても小学生にしか見えない。
とりあえずこれ以上ややこしくなるので
仮にも信じてやる事にした
「その自称20さんが花子さん?」
「自称はいらねぇよ。ムカつく奴だな」
ツリ目の花子さんはご立腹の様子だ。
「そうです、その人が花子さんですよ」
メリーさんがフォローを入れる
「そういや、おまえ今朝見たな
ちょっと耳かせ」
僕はそばに寄って花子さんの横に立った
花子さんが何か言いたげな表情をしている。
僕は何のことかわからず首をかしげていると
観念したように花子さんは言った。
「…しゃがめ」