「今夜は寝かさないよっ!」男と幼馴染【後編】

「今夜は寝かさないよっ!」

男と幼馴染

前半はこちら

「なんでもはんぶんこしようね?」男と幼馴染【前編】

男と幼馴染【後編】

幼「敷けたよ、寝よう」ニコッ

男「…うん」

……

男「……」

幼「…こうしてると、昔を思い出すね」

男「…幼稚園の頃かな?」

幼「…うん。お昼寝タイム、隣同士で寝てたよね」

男「そうだね…懐かしいな」ニコッ

幼「…結構、最近まで泊まってくれてたよね?なんで最近泊まってくれないのかな?」

幼「…私、さびしかったんだよ?」

男「…ごめん」

男「いろいろあってね…」

幼「……」

幼「…まぁ…いいかな」

幼「今日はいっぱいお話しようね」ニコッ

男「うん…しような」ニコッ

幼「えへへ~」

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幼「今夜は寝かさないよっ!」

男「!」ドキッ

幼「じゃあ、なんのお話する?」ニコッ

男「…そうだな…」

男「…なんてこと言うんだよ」ボソッ

幼「お布団よく干してるから気持ちいいでしょ?」バフッ

男「うん」

幼「…こうやっていっしょにお布団で寝ていると、幼稚園のお昼寝タイムを思い出す…」

幼「…ってさっきも言ったよね」

男「うん」

幼「…私たち、共通の思い出がたくさんあるんだね」

男「…そうだな」

男「……」

幼「…思い返せば、私たち、もう幼稚園に入る前からいっしょにいるんだね…」

幼「…思い出がたくさんあるわけだよ…」

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幼「…はんぶんこ」

男「…うん?」

幼「なんでもはんぶんこしようって約束したの、幼稚園のときだったよね」

男「うん、覚えてる…」

男「…確か、バレンタインのチョコを分けたんだよな…最初は」

幼「…覚えててくれたんだ」

幼「そうだよ…バレンタインなの」

幼「今年もチョコ、分け合って食べようね」

男「うん、そうしよう」

幼「…あのね」

幼「はんぶんこの話に戻るけど」

幼「さっきは私の野菜食べてくれてありがとう」

幼「私、少食で好き嫌い多いから、あんまし食事って好きじゃなかったんだよ、昔は」

幼「でも今は男といっしょにいろいろ食べられるのが、おいしくて楽しいんだ」

幼「はんぶんこしてるのは食べ物だけじゃないんだよ」ニコッ

幼「しあわせもはんぶんこって感じ」

幼「ありがと、男」

男「……」カアァッ

男「…俺も美味しいし楽しいよ」

男「幼といっしょだからな」ニコッ

男「ありがとう、幼」

幼「…えへへ」

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幼の部屋の前

幼弟「……」

幼弟「…これはいいムード」

幼弟「頑張れ姉ちゃん」グッ

……

幼「…ねぇ、男」

男「なんだよ?」

幼「手をつないでもいいかな?」

幼「昔を思い出して懐かしくなっちゃったの」

幼「私たち、お昼寝タイムは手をつないで寝てたよね」

幼「そうすると、とっても安心してよく寝られたんだよ、私」

幼「だから…」

幼「…だめ?」

男「」ギュッ

男「…俺も安心するし」

幼「…えへへ…ありがと」

幼「」ギュッ

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幼「…男のおてて、あったかい…」ギュッ

男「…あったかさもはんぶんこだからな」ニコッ

男「…幼のもあったかいぞ」

幼「うん、ありがと」ニコッ

幼「今日はいっぱいお話しようね」

幼「バレンタインどんなチョコ食べたいとか」

幼「映画なに見たいとか」

幼「…いろいろおしゃべりしよ?」ギュッ

男「うん」ニコッ

幼・男「」ギュッ

幼の部屋の前

幼弟「…やっぱり仲いいな、あの二人…」

幼弟「…でも特に進展は無さそうだな…」

幼弟「…うーん」

幼弟「…そういや、もうすぐバレンタインだな」

幼弟「ハッパかけてみるか…」

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男「…幼、幼」

幼「……」

幼「…ふぇ!?」

男「…どうしたんだ、ぼーっとして?」

幼「な…な、なんでもっないようっ!!」

幼「」アセアセ

男「?」

幼「…そんなのムリだよぅ…」ボソッ

幼「…うぅ~」

男「…ホントになんでもないのか?」

幼「…うん、平気だよ」

男「それならいいけど…」

男「購買で昼飯、買ってきたぞ」

幼「うん、ありがと」

男「…あんパン、ジャムパン、カレーパン、ウグイスパン…」ガサガサ

男「…チョコパン…」

幼「…チョコっ!?」

男「…幼?」

幼「…ううん…なんでもないんよ…へいき…だいじょうぶ」

幼「…はんぶんこして食べよ」ニコッ

男「…ああ」

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幼「…いつも通りはんぶんこするね」

男「うん、任せた」

幼「…うん」チギリチギリ

男「…なんか元気ないな」

幼「……」チギリチギリ

幼「…なんかうまくいかないや…いびつな形になっちゃってごめんね…」

ボロッ

男「…気にすんな」

男「大きい方食べな」ニコッ

幼「…ふぇ」カアァッ

幼「…男が大きい方食べて」

男「…うん…いいのか?」

幼「うん…」

幼「…顔近いよ/////」ボソッ

男「…幼、様子が変だな…だいじょうぶか?」

幼「」(うつむき加減)

幼「…改めて意識すると恥ずかしいよぉ…顔見れないじゃん」

幼「…幼弟のばかぁ/////」

男「……」モグモグ

幼「……」モグモグ

男「…なんか気まずい」
男「…なぁ、幼…」

幼「…ふぇ!?」ビクッ

男「…幼?」

幼「…なんでもないよ…」
幼「…パン、おいしいね」ニコッ

男「うん…」
男「…屋上はちと寒いけど、今日は小春日和だから暖かくてきもちいいな」

幼「…うん」モジモジ

男「…今日はおとなしいな」
男「体調悪いのか?…顔色は平気だけど」

幼「…そんな…こと…ないよ…」

男(…しおらしい幼もかわいいな)

幼「/////」モジモジ

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男(…いやいや)

男(…幼の様子がおかしい。やっぱり心配だ…)

男(…でも)

幼「/////」ハムハム

男「」ジッ

幼「…はぅ」モジモジ
男「…かわいいな」ボソッ

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幼「…おと…おとこ」

男「うん、どうした?」

幼「…バレンタインね…」

男「バレンタイン?」

幼「…バレンタイン、今年は特別だから…楽しみにね…」

男「ああ…で、どんな風に特別なんだ?」

幼「…まだ、な、ないしょっ…」カアァッ

男「…うん」

男「…なんだろ?」

……

幼の部屋

男「おやつのマドレーヌ、はんぶんこな」チギリチギリ

幼「…うん」モジモジ
幼「」モソモソ

……

男の部屋

男「映画のDVD、面白いな」ニコッ

幼「…あぅ、そだね…」モジモジ

幼「…ふぇ」カアァッ

男「…だいじょうぶか?どうした?」
男「具合悪いのか?」

幼「…だいじょぶ…げんき…」

男「…なら、いいけど…」

幼「……」

……

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……

男「…幼がおかしい。なんか元気がないんだよな…」

男「…どうにかしなきゃな…こっちの調子まで狂っちゃうよ」

男「早く元の元気な幼に戻ってほしい…」

男「…今の幼もかわいいけど…おしとやかな感じがするし」

男「でもいつもの元気な幼も可愛いよな…」

男「…つまるところ、幼は常に可愛いってことだな…うん、わかりきったことだ」

男「」カアァッ

男「…いやいや、そんなこと言ってる場合じゃない」

男「…うーん」

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……

駅前

幼「…待たせてごめんね」

男「ううん、今来たところだよ…時間ちょうどだしな」ニコッ

男(…ほんとはかなり、待ち合わせ時間より早くから来てたけど)

男(…デート、楽しみすぎて)

男(…てか、男女逆だよな、この会話内容…)

幼「…映画楽しみだね…」

男「だなっ」

男(…今日なんとか幼と今まで通りになりたいな)

男(…がんばろう)

幼「……」

映画館

男「…さて、前決めた通りに、話題のアクション映画を見るんだよな」

幼「…うん、楽しみだね…」ニコッ

幼「…私、今日がすごく待ち遠しくて…」

幼「…い、いやっ!映画がね…これ見たかったから…」

幼「でもっ!それだけじゃなくって!男と映画が見られるもうれしくって…」

幼「…あぅ/////」モジモジ

男「俺も待ち遠しかったよ」ニコッ

幼「……ふぁ」カアァッ

幼「……」(うつむき)

男「…わけわかんない反応だけど、これだけは言える…」ボソッ

男「可愛すぎ…」

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……

男「…映画まだ始まらないな。この待つ時間が長いんだ…」
幼「…うん」

男「ポップコーン食べようか?一番大きなのにしたから食べごたえがあるよな」

幼「…そだね、おいしそう」

男「……」
男「…あ~ん?」

幼「え?」

男「食べさせてあげる…ほら、あ~ん?」

幼「…恥ずかしいよ」

男「別にいいじゃん。前ミスドでやったし」

幼「…あのときとは…ちがうよぅ…」
男「…違う?」

幼「……」カアァッ

男「……」
男「…えいっ!」ポイッ

幼「…ふぇ!?」パクッ

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男「…隙あり」ニコッ

幼「…いじわるだよ男…」モグモグ

男「ごめん」
男「最近の幼照れ屋っぽくて可愛いから、恥ずかしがってるとこ見たくなっちゃって」

幼「……」カアァッ

男「どんな幼でも可愛し、魅力的だけどな」

幼「…ふぇ/////」
男「…やりすぎた…」

幼「…はんぶんこ」

男「うん、ポップコーンはんぶんこだな」

幼「…うん、おいしいね」ニコッ

男「おいしいな」ニコッ

幼「…もう映画始まるかな?」
男「まだ少し後じゃないかな」

幼「そう…えへへ」

男「…ふふ」

男「くすぐったいや…」

男「…少しは距離詰められたかな」ボソッ

幼(…わたし、混乱してる…)

幼(…今までとぜんぜんちがうきもち…なんだろ?…うまくいえないや)

幼(…でも、恥ずかしいけど…いやじゃないよ)

幼「…えへへ」

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上映中

男「……」ジーッ
幼「……」ジーッ

男(…面白いな、これ)

幼「……」

男(…見入ってる。この映画楽しみにしてたもんな…)

映画「どかーん!!」

幼「…ひゃっ!?」ビクッ
幼「…あっ…あっ」ハラハラ

映画「はあっ!とりゃー!ばし!どか!ばき!」

幼「…がんばれ」グッ
幼「…そこだよ」グッ

映画「…好きだ…、私も…」

幼「…よかったねぇ」グスグス

男「……」
男「幼のリアクション、見てるのも楽しいな…」

幼「」サッ

男(…手が)

男「」スッ ギュッ

幼「…えへへー」ギュッ

男「…ふふ」

幼「」ニコッ ギュー

映画「…心から愛してる」

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……

幼「…映画面白かったね」ニコー

男「ああ」

男(…幼と過ごした時間だから楽しいんだな)

幼「やっぱり大きな画面で見るとちがうよね」

男「うん」

幼「えへへ、また映画ふたりで見ようね♪」

男「ああ、ぜったい!」コクッ

男(…幼が明るくなってきてるな)

男(よかった)

男「」ニコッ

幼「…映画中、男と手つないじゃったぁ」ボソッ

幼「…デートらしいな」

幼「」ニコッ

男「次はどこ行く?」

幼「…そうだね」

幼「……」

男(…まだだめか)

男「…カラオケとか?」

男「幼好きだよね、カラオケ。」

男「最近行ってないからどうかな?」

男「幼歌上手いし、声綺麗だから歌聞きたいなって」

幼「…私の声綺麗なの?」

男「うんっ」ニコッ

男「だから行こうよ?」

幼「…うん」

幼「……」サッ

幼「…手、つながない?」

幼「今日寒いから…だめ?」

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男「いいよ」ギュッ

幼「…あっ」ギュッ

男「いつもつないでるじゃん。さっき映画館でだって」

男「そんな改まった感じじゃなくったって」

幼「…今までとは違うの…もう」

幼「ちがうの…」ギュッ

男「…幼」ハッ

幼「…早く行こ?」

男「うん…」

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/02/26(火) 00:29:59 ID:XIWZwA72
……

幼弟『…今まで通りじゃだめなんだよ』

幼弟『いつまでもそばにいたいなら』

幼弟『ちゃんと伝えなきゃ…どうなりたいかって』

弟『…じゃないと…』

……

お泊まりの翌日

幼「…離れたくないよぅ」ジワッ

幼「寂しいよ…」

幼「やだよぉ…」

幼「がんばらなきゃ…」

幼「…でもうまくいえないよぉ」

幼「…おとこぉ」

幼弟『…とっておきの作戦があるんだけど』

幼「……」

幼「」グッ

……

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現在
カラオケボックス

男「なに歌う?」(メニューぺらぺら)

幼「…そうだね…」

幼「…う~ん」

男「…じゃあ、俺から歌うよ」

男「…えっと」

幼「……」ジーッ(食べ物メニューに)

男「…何か食べたいの?」

幼「うん…私、ハニートースト食べてみたかったんだ」

幼「前にクラスの女の子と来たとき、メニューの写真で見て、おいしそうだなって思ったの」

男「カラオケボックスならハニートースト置いてあるよな」

幼「すごく量が多いから頼めなかったんだけど」

幼「久しぶりに男と来れたからね」

幼「いっしょに食べよ?」

男「いいよ」ニコッ

男「もうお昼だし、いい昼食になるさ」

幼「ありがと」ニコッ

……

ハニートースト「」ドーン

幼「あはは…」

男「おお…」

男「…でか」

幼「おっきい…」

男「一人じゃ食べきれないな…フライドポテトなんかいっしょに頼むんじゃなかった…」

幼「…カロリーたかーい」

男「でも…」

幼「おいしそう」ニコッ

男「だなっ」ニコッ

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幼「ハニートースト、私がはんぶんこするね」

男「おうっ、任せたっ!!」

幼「…任された」ニコッ

幼「」チギリチギリ

幼「…トッピングもキレイに分けるよ」サッサッ

男「」ニコニコ

幼「…なにも変わってない…やっぱり楽しいな…」ボソッ

男(…調子出てきたな、幼)

幼「♪」チギリチギリ

幼「きれいに割れたよっ」ニコッ

男「やったな」ニコッ

男「食べようか」

幼「うんっ」

幼「ハニートースト、はんぶんこ」

男「おいしいな」モグモグ

幼「おいしいね」モグモグ

幼「…ん~。あまーい」モグモグ

男「うん、でもいい甘さだな」モグモグ

幼「…えへへー、そだねっ」

男「ふふっ」

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……

幼「ポテトもおいしいなー」モグモグ

男「お昼だから別にいいんだが、食べてばかりじゃなくって歌おう?」

幼「うん」ニコッ

男「…とはいえ、あんまり曲のレパートリーがないんだよな」

幼「わかるやつ歌えばいいよ?」

幼「まずは私から」

……

……

幼「君…でーあえたきせーきが、…そらに溢れてる♪」

幼「君…まもーるため、…ためにうまーれて来たんだ♪」

幼「ボーイ…ミーツガール、それぞれの♪」

男「いいぞー」パチパチ

男「幼、うまいっ」パチパチ

幼「えへへ…」

男「…幼は恋の歌が好きなんだな」

男「…すてきな出会いに感謝、みたいな曲が好きなのか」

男「…ふむふむ」

幼「…ちーか…きたいよー、きーみ…りそーをに♪…」

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男「ユハッシャーユハッシャー、愛…空…落ちてー来るー♪」

幼「ユハッシャー♪」

男「そーのふねー…こいでいけー、おーまえ…て…こいでいけー♪」

幼「こいでいけー♪」

男「そしてはーばたくウルトラソッ♪」

幼「ウルトラソッ♪」

男(ノリの良い曲を選んで良かったな…幼も楽しんでくれてる)

男(だいぶ元気になってきたな)

男「」ニコッ

幼「~♪」ニコニコ

幼「カラオケ楽しいね」ニコッ

男「だなっ」ニコッ

男「…さて次はこの曲だな」

♪~♪~

幼「…私が好きな曲だ」

男「うん」

男「…なぁ、幼。もしよかったら、俺とデュエットしないか?」

男「せっかくだし、マイクもはんぶんこってことでさ…いいかな?」

幼「楽しそうだね」

幼「いいよっ、デュエットしよっ」ニコッ

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~♪~♪

幼「せーのっ」

幼・男「「なーみだ…かずだーけ♪」」

男・幼「「つよーく…なれーるよっ♪」」

~♪~♪

幼「男っ」

男「うん」

幼「デュエットたのしいね♪」

男「ああっ」

幼「マイクもはんぶんこ」

男「歌声もはんぶんこ」

幼「たのしいねっ」ニコッ

男「楽しいな」ニコッ

幼・男「♪♪」

幼「…男」

幼「私がんばるよ」

男「何を…」

幼「」ガサガサ

男「…バッグから何を出すんだ?」

幼「チョコ、手作りのっ」ニコッ

男「…くれるのか」

幼「うんっ」

男「…ありがと…でも、バレンタインはまだだよ」

幼「ノってるときにやりたいことがあるの」カサカサ

幼「」パキッ パク

幼「」チュッ

男「」チュッ

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男「…な!?」

幼「えへへっ…どうかな?」

幼「ちゅーするのってすてきだね」

男「……」カアァッ

幼「おとこっ、だぁいすき」ニコッ

幼「…私ね、ずっと男に告白したかったの…好きだって」

幼「私、男のこと、幼稚園に入る前からずっと大好きだったんだよ」

幼「…でもはずかしくって言えなくって…」

幼「いっしょにいるうちに、自然に恋人どうしになれたらいいなって…」

幼「…でも幼弟がね、それだけじゃだめだって」

幼「いつか離れちゃうかもって…」

幼「そんなのぜったい、いやだから」

幼「だから、私、がんばんなきゃって…」

幼「私からアプローチしようって。このチョコをキスでたべてもらうのも弟のアイデアなの」

幼「でもね、そしたら…逆に男のこと、すごい意識しちゃって…」

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幼「…ごめんね、変な態度とっちゃって…気まずかったよね?」

幼「…でも男にホントに気持ち伝えたくて…」

幼「…男の気持ちも聞かせて?」

男「……」

男「」チュッ

幼「…ふぁ!?」チュッ

男「…俺の答えだよ」ニコッ

男「俺も幼のこと、大好きだよ…ずっと、ずっとね」

幼「…おとこぉ…」ジワッ

男「ふふっ」ギュッ

男「さっきのチョコの口移しはステキなはんぶんこだったよ」

幼「もう…」カアァッ

幼「でも、男すきぃ…」ギュッ

男「俺も好きだよ」ニコッ

幼「うれしいよぉ…」グスグス

男「俺もうれしいよ…」ナデナデ

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幼「…ふぁ、男のなでなで気持ちいい…落ちつく…」ギュー

男「…俺も幼の頭なでるの気持ちいいよ」ナデナデ

幼「…ずっといっしょだよ、男…」

男「もちろんさ」

幼(…今日はすてきな日だなぁ)

幼(…男といるだけで元気になれた…告白する勇気をもらえた)

幼「」ギュッ

幼「…幸せもはんぶんこ」

男「うん…」

……

幼宅

幼弟「…姉ちゃん、今ごろ男さんとデートか…」

幼弟「姉ちゃんを少し脅かしすぎたかな…平気かな」

幼弟「…二人がうまくいくといいなぁ…」

幼弟「ずっと仲良しだもんな。男さんもいい感じっぽいから、きっとうまくいくよな」

幼弟「がんばれ、姉ちゃん」グッ

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……

幼の部屋 バレンタイン

幼「いらっしゃーい、愛する男っ」

男「…それはさすがに恥ずかしいな」

幼「えっへっへ、事実だもん♪」

幼「今日はバレンタインのチョコ、いっしょに食べようね」

幼「これは、このあいだ告白したとき作ったのと違うチョコ、フォンダンショコラだよ」

男「ほう…うまそうだな…」

幼「幼ちゃん、自慢の一品だよん」

幼「ではでは…」

男「うん」ニコッ

幼「はんぶんこするよっ」ニコッ

男「任せた、幼」

幼「任されたよっ、男」

幼「久々の幼ちゃんの正確なはんぶんこだよ~」

幼「むむ…」チギリチギリ

幼「できた!」

男「よしっ」

幼「はい、男」

男「ありがと、幼」

幼「バレンタインチョコもはんぶんこ」

幼「おいしいねぇ」ニコッ

男「おいしいな」ニコッ
幼「男、あ~ん」サッ

男「ありがと」モグモグ

幼「幸せもはんぶんこだね」ニコッ

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男「…それは違うな、幼…」

幼「…ぇ?」

男「…俺は幼とはんぶんこすると、幸せは二倍になるんだぜ」

幼「…そっかぁ」

幼「私もだよ」ニコッ

幼「…じゃあ私たちの幸せはずーっと、二倍なんだね?初めてはんぶんこしたバレンタインから」

男「もちろん」ニコッ

幼「えへへ~」

幼「これからもずっと、ずっと、ずーっと、はんぶんこするよ、男っ」

幼「よろしくね」ニコッ

男「こちらこそ」ニコッ