【※崖の上のポニョ※】宗介「10年前、僕は5歳だったし、わけもわからずポニョを好きだと思ってた。でも…今は違う!」


男友達「なかなかかわいい子だったなー。彼女?」

宗介「ちがうよ」

男友達「だよなー赤毛はちょっとびっくりだわ。派手派手だ」

宗介「……お前、本当に告白するの?」

男友達「俺は有限実行の男だ」

宗介「がんばれよー」

男友達「おう」

放課後

男友達「クミコちゃんちょっと先生が呼んでた」

クミコ「職員室?」

男友達「物理実験室」

クミコ「どこそれ?私そんな教室使ったことないからわからないわ」

男友達「俺が案内するよ」

クミコ「当たり前でしょ。早くして」

てくてく

クミコ「本当にこっちなの?」

男友達「うん」

クミコ「こっちは屋上じゃない」

男友達「物理実験室は屋上の方なんだ」

クミコ「ふーん……って屋上についちゃったじゃない。何やってんの?」

宗介(お、二人が到着した……)こそこそ

男友達「実は俺…クミコちゃんのことが好きなんだ」

クミコ「なっ……」

宗介(告白した!返事は……?)

クミコ「ごめんなさい」

男友達「うぐっ……!」

宗介(撃沈……哀れ……あとで慰めないとな)

男友達「お、俺のどこがいけなかったかな……」

クミコ「私好きな人いるのよ」

男友達「俺?俺?」

クミコ「あんたなわけないでしょ!……そ、宗介よ」

宗介「なんだって!?」ガバッ

クミコ「えっ!?宗介!?」

男友達「ばか!出てくんなよ!」

宗介「しまった……」

クミコ「なによこれ…どういうことなの……!?」

男友達「これには深いようでそうでもないワケがあるんだ……!」

クミコ「なによ…なによ……私、宗介に告白聞かれちゃったの……?」

宗介「く、クミコちゃん…」

クミコ「/////」かあああ ダッ

男友達・宗介「クミコちゃん!!」


宗介「……行っちゃった」

男友達「……フラれちゃった」

宗介「ざ、残念だったな……」

男友達「何が残念だったな、だよ!このハゲ!カス!クミコちゃんがお前のこと好きだなんてよ!糞!糞!」ダッ

宗介「あっ、おい!」

宗介「……行っちゃった。僕も帰ろう」

宗介「ただいまー」

宗介「……さて、バイトに行かないとな。
ここ数年リサ一人の給料じゃ家計が苦しくなってきた。ポニョはめちゃくちゃ食うし、食費もかさむ……」

ポニョ「そうすけ、ポニョもバイトして給料もらうー」

宗介「……」

ポニョ「バイト行くー!そしたらリサもそうすけも助かる!」

宗介「お前には無理だよ」

ポニョ「なんで?」

宗介「お前、今日は黙ってろよ。頭ん中がただでさえぐちゃぐちゃなんだ。
これ以上僕を困らせないで」

ポニョ「……」しゅん

宗介「じゃ、行ってくる」

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