– 次の日 –
お母さん「千尋ーお弁当持ったー?」
千尋「大丈夫!いってきまーす」
(やっぱり….昨日は寝ぼけてたのかな….)
千尋 (神様とか…そういうの信じてるって…周りの友達には言えないし….)
(もしかしたら全部….私の妄想だったりして…….?)
—キーンコーンカーンコーン
友人A「千尋ー!帰り図書館寄っっていかなーい?」
千尋「ごめん!私用事があるから先に帰るね!」
(やっぱりどうしても気になる….もう一回トンネルまで行ってみよう…)
千尋「あれ~?おかしいな….この道で合ってるはずなんだけど….ギャッ!」
千尋「なんだ…たぬきか….びっくりした….」
千尋「んー,,,,道に迷ったみたいだし….もう帰ろうかな….」
千尋「こっから来たんだっけ?山ばっかりだから本当分からない….」
千尋「…あれ?なにここ…..」
千尋「こんな道あったっけ」 ザクザク
千尋「わぁ….長い階段….どこまで続いてるんだろう…」
千尋「ちょっとのぼってみようかな….」トントン
千尋「ハァ,,,,ハァ….疲れた….本当に長いなぁ…」
千尋「あと少し….」
千尋「一体どこまでのってきたんだろう….あっ」
千尋「すごーい!ここから夕日がすごく綺麗に見える!」
千尋(昨日も同じくらい綺麗な夕日を見たけど….)
千尋「やっぱりあれは….夢じゃなかったんだ….」
千尋「あと少しだし、頑張ってのぼろう!」
千尋「あと三段….あと二段….あと、一段、っと」
千尋「ヤッター!全部のぼれた!」
千尋「あ、ここって….お母さんが昨日言ってた神社かな……?」
千尋「もっと小さいのかと思ってたけど….結構大きいんだ….」
千尋(なんていう神社なのかな….)キョロ キョロ
?「ここへきてはいけない」
千尋「……..え?」