『どうかしました・・』
『!あの部屋で亡くなった人だ・・』
と直感で感じました!
しかし霊体験の全くない私にはまだ信じられず
その時厚めのダウンコートを着ていたので
父か誰かがコートの中に何か
スピーカーのような物を入れたのだろうと
自転車を足早にこぎながらダウンの左肩部分を必氏に調べました・・
『何もない』
すぐさま急ブレーキをして私は後ろを振り返りました。
声が聞こえた場所は丁度神社をこえたとなりのブロック幣のあたりでした。
しかしまだ耳元でささやく様に言われたあの声の
生暖かくて、寒気のする感じがはっきり残っているんです!
とりあえず全力疾走で自転車を幣の所までこぎ
『誰か、いたずらで脅かしたんでしょ・・頼む!誰か、いてくれ!』
そう思い、幣をのぞきこむと・・・・
『誰もいない』
全身から冷や汗が出てきました。
すぐに自転車に飛び乗り
父の所までひたすらと走りました。
その時に、左肩が妙に重いのと
あの声が耳にはっきりと残っていたのは忘れられません・・