【※まさかの展開※】女店員「30円のお釣りになります」ニギッ。男(今軽くだけど握った! 俺の手を握ってくれたよな!?もしかして俺のこと…)

女店員「ルールその1ッ! 『店員となった者は客を100%混じりっ気なしで惚れさせなきゃここから出られない』」

女店員「ほんの少しでも疑念があっちゃダメってことね」

女店員「ルール2ッ! 『言葉で愛を伝えたり、露骨なお色気アピールなど、店員の立場を逸脱した行為はNG』」

女店員「笑顔で挨拶したり、釣り銭渡す時に手を触れるくらいがせいぜいってところね。助けを求めるのもダメ」

女店員「ルール3ッ! 『出られた時は新しい店員にちゃんとルールを説明すること』」

女店員「そしてルール4ッ! 『ルール2や3を破ると永久にここから出られなくなる』」

女店員「ちなみに惚れてる惚れてない判定は商品を売買した時になされるわ」

女店員「だから仮にあなたに惚れた客がいたとしても、何も買わないで帰ったら出ることはできないわ」

 

男「なんだって……」

男「じゃあ今まで俺の手を触ってきたのは……」

女店員「そう、あんたを私に惚れさすためだったのよ」

男「他の客に触れなかったのは……」

女店員「ターゲットをあんたに絞ってたからよ。自分だけ特別扱いされてるって思わせるためにね」

 

女店員「前ここにいたイケメン店員にはめられてここにずっといたけど、あんたのおかげでやっと出れた!」

女店員「そういうわけだから、私は帰るわ」

男「ま、待てよ! 俺はどうすれば……!」

女店員「私がやってたようにやるしかないんじゃない?」

女店員「まあ、コンビニ内は意外と快適だし、商品も勝手に補充されるし、そこは気楽なもんよ」

女店員「じゃあ、頑張ってねー」ウイーン…

男「そ、そんなぁ……」

 

男(本当に……出れないのか?)タタタッ

ガンッ

男(出れない!)グッグッ

男(見えない壁があって、レジの外に出れない!)

男(一応事務所みたいなスペースがあって、ここで最低限の生活はできるみたいだけど……)

男(刑務所暮らしだってもっと自由があるぞ!?)

男(あんまりだぁ~~~~~~~~~~!!!)

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