孫の私がおじいちゃんの介護をしたら...②
ある日、家に私とおじいちゃんの二人きりになった。
おばあちゃんが倒れてしまい、母と兄は病院、父は会社から病院へ直行したからだ。
おじいちゃんと留守番をしていると、申し訳なさそうに
「ももちゃん、悪いんだがトイレに…」
と言った。
私は本当に馬鹿だなって思った。
一人じゃ行けないのを知っていた癖に、気が付いてあげられないなんて。
孫、それも女の私には言い辛かっただろうなって。
トイレに行くとパンパースが小と大で汚れていた。
沢山、我慢させてしまった。
私はおじいちゃんの気を逸らそうと、学校であった笑い話を精一杯明るく話した。
お風呂場で体を洗い、パンパースを付けてホッとした。
同時におばあちゃんは毎日これをしているんだと思うと、何とも言えない気持ちになった。
次ページで『孫の私がおじいちゃんの介護をしたら...③』をご覧ください!