男「いやぁ……」
友「いいなー……お前今日一日つきっきりだったじゃん。くーーーっうらやましい」
男「ちっとも良くないから」
友「なんかわからないけど、気に入られたんじゃねーの」
男「ないわー(気に入られても困るし)」
友「ま、ちょっと高嶺の花って感じだけどな」
男「すげー金持ちの家みたいだからなぁ……」
幼「男くーん」
男「んー?」
幼「なんだかすっごく仲良くなってたみたいだね」
男「ま、周りからはそう見えるのか」
幼「だって校舎案内してあげたり、移動教室も一緒だったし」
男「いっとくけど多分、下働きの男かなんかと同様の扱いだと思うぞ」
友「おぉ、なるほどなぁ」
幼「あ、車で帰るんだねあの子」
男「うぉ……あんな車テレビでしかみたことないぞ」
友「住む世界が違うな、だがそれがいい」
男「……」
幼「それよりさぁ、良かったら放課後どっかいかない?」
男「え……」