【クレヨンしんちゃん】しんのすけ「……父ちゃん、母ちゃん。ひまわりは今日も元気です。――行ってきます」誰も知らない22年後・・・

「……まったく……ここのところ、よく僕を呼び出すよな……」

コーヒーを飲みながら、風間くんはぼやいていた。
ここはとある喫茶店。そこに、オラは風間くんを呼んでいた。
そんなことを言いながらも、結局は来てくれるのは、本当に風間くんらしいと思う。

「ごめんごめん。ちょっと、話があったからね」

すると風間くんは、コーヒーカップをゆっくりと置き、改めて聞いてきた。

「……それで?なんの用?」

「ああ。……風間くんさ、ひまわりのこと、どう思ってる?」

「……え?」

「率直に、今の気持ちを聞きたいんだよ」

「……どうって……」

「……」

「……」

一度苦笑いを浮かべた風間くんだったが、彼はすぐにオラの目を見た。
そして、顔を引き締めて、改めて口を開く。

「――当然、好きさ。出来るなら、彼女と添い遂げたい――」

「……」

「……」

……彼の目に、嘘はなかった。
彼の視線は、どこかに逸れることもなく、ただ真っ直ぐオラに向けられていた。

「……よかった……」

「……?」

オラの呟きに、風間くんは首を傾げる。

「……風間くん、ちょっと来てよ」

「え?」

「いいからさ。付いて来て」

「……また、僕を連れ回す気か?」

「そんなんじゃないって。……ただ、あの日に戻るだけだよ」

「……どういうことだよ」

「いいからいいから」

「……」

少し、強引に風間くんを連れ出した。
彼は最後まで首を捻っていたが、今はそれでいい。
……とにかく、来てさえくれれば、それでいいんだ。

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