【※クレヨンしんちゃん※】「…奥さんは、癌です。」 みさえは赤子を身籠っている身でガンと宣告され・・・

みさえ「………」

――翌日

むさえ「よ!ねえちゃん。」

みさえ「あら、むさえじゃない。」

むさえ「今日はちょっと暇だったからさ。」

みさえ「今日はって、いつも暇でしょ。」

むさえ「えへへ、はいケーキ。」

そう言ってむさえはケーキを差し出す。
それは昨日、
ひろしが買ってきてくれたのと同じ
いちごのショートケーキだった。

みさえ「あら、このケーキ」

むさえ「ん?どうかした?」

みさえ「いえ…なんでもない。」

むさえ「変なねえちゃん。」

むさえの買ってきたケーキを見て
ふと、昨日のことを思い出す。

みさえ「…ねぇ、むさえ。私、死ぬのかな?」

むさえ「え?」

みさえ「私、病気なのよね?」

むさえ「な、なに言ってんだよねえちゃん!!」

みさえ「…やっぱり」

むさえ「…!!」

みさえ「あんたも、あの人も…その態度を見れば分かるわよ。」

みさえ「教えて…むさえ」

むさえ「いや、その…」

みさえ「いいから…教えなさいよ!!」

むさえ「………!」

―――その夜

ひろし「よ!みさえ。」

しんのすけ「よ!みさえ。」

みさえ「あら2人とも。いらっしゃい。」

しんのすけ「見て見てかあちゃん!今日ようちえんでよしなが先生とみんなでつくったの。」

50個くらいだろうか、
折り紙で折られた千羽鶴と、こども達からの寄せ書きをしんのすけは手渡した。

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