【※涙腺崩壊※】隣に住んでる中学生の女の子から1,000円貸して欲しいと言われ・・・

真横来て。左斜め下からじぃー…っと見上げられて。「いつでも。」少し訂正して。

「毎日は?」「いいよ。」即答してしまって。彼女は頷いて、一つ息吐いて。笑って。

「引っ越す。」「決めるの?」「あは。おばーちゃん、ちょっとは楽かなって。」

二人は、意地張り合いながらも気遣い合ってて。意思の統一が図れれば、行動は早かった。

入居の準備整えて、引っ越し。家財道具運ぶのにバイト先でトラック借りられて、助かった。

小さなテレビと冷蔵庫。洗濯機。ガスコンロ。テーブル。衣装ケース三つ。学用品と本が少し。

内職の材料。箱一つの日用品と食器。三冊のアルバム。それで全部の、小さな引っ越しだった。

彼女とお婆さんが住む事になったのは、平屋建ての長屋みたいな所の端。3DKで。

五世帯が二棟連なってる長屋の住人、高齢者ばかり。高齢者世帯向けの市営住宅だった。

俺と彼女の間での行き来は、何も変わらなくて。俺が休みとか家にいる時間は、来てて。

学校が夏休みになると、朝方から俺がいなくてもカギ開けて入って、待ってる感じで。

待たれてるとなると、バイトとか実習とか補講が終わるとすぐ家に足が向いて。

「おかえりなさい。」言って貰って。休日も、何がある訳でも無いけど一緒にいる感じで。

最初の頃は、七時頃には彼女家に送り届けて、お婆さんに挨拶して、おやすみ言って帰ったり、

そのまま夕食御馳走になって。お返しに何か届けて。またお返しされてって感じで。

そのうちに彼女が俺の部屋にいる時間が長くなって。彼女が夕食作ってくれる事も多くなって。

のんびりしすぎて、気がついたら遅い時間になってたりで、慌てて彼女の家まで出発したりで。

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