【※夏休み※】学年主席のJKに宿題を見せてもらおうとお願いをしたが見返りを要求された結果・・・

「まあ、不可能ではないだろうな」
「ほんと?」
「ただし、莫大なエネルギーが必要だ」

途方もなさすぎて、具体的な数字は知らない。

「でも、俺は……戻りたいと、思ってる」

非科学的な内心を吐露すると、断言してきた。

「戻れるわ」
「は?」
「時間は、巻き戻せる」
「どうやって?」
「簡単よ。同じ状況を、再現すればいい」
「同じ状況を再現する?」
「ええ、そうすれば、去年と同じでしょ?」

なるほど、それは盲点だった。観点が違うな。

「その為に待ち合わせ場所に来たんでしょ?」
「いや、俺は別に、なんとなく……」
「それなら尚更、運命的な邂逅ね。素敵だわ」

流石は文系。まるで物語のような解釈だった。

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