ー数刻後ー
男「…………疲れた」
女「ふぅ……面白かったわ。 やっぱりからかい甲斐があるわね」
姉「むぅぅ~……」
男「……っていうか、女さんはいつまでここにいるの? 親が心配してるんじゃない?」
女「あぁ、そのことを言うのを忘れていたわ。 男くん……そうね、この場合男くんと姉さんに相談があるのだけど」
姉「私も?」
男「なに? もう、変なことじゃないよね?」
女「何を以て変とするかはともかく、今晩私を泊めてくださらないかしら?」
姉「……へ?」
男「…………」
女「男くん、その“何言ってんのコイツ”みたいな表情はいただけないわ。 こんなにも美人の私と一緒に、寝ることができるのよ?」
男「お、おい……そんn」
姉「ダ、ダメだからねっ!? にぃには私と一緒に毎日寝てるんだから!」
男「コラそこ! どさくさに紛れて、勝手に話を捏造するんじゃない」