男「……まったく、本当にいろんな意味で裏切ってくれるよね」
女「それはどういう意味かしら?」
男「いや、今日は流石に自重するんじゃなかったの? 親御さん、なんて言ってたのさ?」
女「“娘をよろしく頼む”とは言っていたわ」
男「嘘言ってないで、事実だけを述べること! 大丈夫なんだろうね?」
女「大丈夫よ……多分」
男「多分って言った!? ねぇ、俺後で女さんのご両親にとやかく言われたくないからね!?」
女「あら、“娘さんをください!”って言いに来てくれるのかしら?」
男「段階を踏んでからならね!」
女「……、え?」
男「どうしたの?」
女「……! そ、そのニヤけた顔……私を嵌めたわね?」
男「ふふふ……いつもやられてばっかりだったから、この手の会話になった時用に、前々から考えてあったんだ!」
女「ふぅ、まだ三日しか経ってないというのに、もう男くんは純粋さを忘れてしまったのね……」
男「いや、そんな遠い目をしながらしみじみと呟かれても。 第一、そうしたのは女さんなんだからね?」
