女「……謀らずとも、勝手に二人だけの下校というミッションが達成できたというのに、どっと疲れたわ」
男「まぁ、姉友さんの相手をするのは疲れるかもしれないな……無駄に威圧感があるし」
女「その……本当に、あの人は女の子も……」
男「実際に付き合っていた人がいるんだからな。 そっちの人は、そこまで親しいわけじゃないけど」
女「じゃあ、お姉さんも?」
男「いや、姉ちゃんは違うだろ。 単純に、可愛いものを愛でる気持ちなんじゃないか? 姉ちゃんが“バイ”を理解していないことが、何よりの証拠だと思う」
女「……いいわ、とりあえず帰りましょう。 あの人に乱された自分のペースを、早く取り戻さないと」
男「最初は絶対そうなるよ。 俺はもう慣れたけど」
女「あの独特の雰囲気って、慣れることができるものなのかしら……」
男「…………」
女「どうしたの? 顔が少し赤いわよ?」
男「……、いや、ちょっと思い出してしまっただけ」
女「何を? 姉友さんの服装かしら?」
男「違う。 あの人前に家に来た時にだな、いきなり目の前で全裸になって……」
女「…………なんというか、豪胆ね」
