女「ところで、晩御飯を私が作ることになったのはいいんだけれど、材料とかはあるのかしら?」
男「あー……どうかな、ちょっと分かんない。 スーパー寄ってく?」
女「そうね……どうせなら、得意料理を作りたいし」
男「得意料理? 何が得意なんだ?」
女「ハンバーグよ」
男「へぇ、案外普通なことに、逆に驚いたよ」
女「あなたの中での私の評価が、どんな風になっているのか聞いてみたいものね」
男「そうだな、強いて言うのなら“変人”カテゴリーに属しているかも」
女「……材料に、わさびと辛子と豆板醤を追加しないとね」
男「ゴメンナサイ、それはマジで勘弁して下さい」
女「そう……じゃあ、普通に作ってあげるわ。 感謝すること」
男「はい、偉大なる女様。 私めにそのような料理を振舞っていただけること、大変嬉しゅう―――」
女「長いしつまらないわ」
男「…………」
