英語教育にかなり力が入ってる高校だからか、
図書室にはけっこう海外小説があったんだよ。
で、会長は読みやすそうなものをチョイスしてくれた。
「読んだら感想聞かせてね」
会長が嬉しそうにわらったんだよ。
この笑顔が見れるなら、がんばって読もうかな。
そう思って、家に帰ってからすぐに読みはじめた。
本を読んで、その感想で盛りあがって仲良くなる。
そんな俺の目論見はあっけなく粉砕した。
会長がすすめてくれた本を、俺は一冊も読みきることができなかったんだよ。
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目がすべるって言うのか?
文字を目で追っても、全然その内容が頭に入ってこないんだわ。
申しわけないと思いつつ、俺はケータイで給料を確認した。
給料の額はまたあがってた。
つまり、俺は読書がそんなに好きじゃなかったってわけだ。
すくいだったのは、
会長が本の感想をメールとかで聞いてこなかったことだな。
次の生徒会までになんとか読もうと思ったけどむりだった。
