ボーちゃん「…また?しんのすけ君、今、『また』嘘をついたって言った?」
しんのすけ「言ってないぞ!誤魔化すな!オラ、帰るぞ!」
ボーちゃん「待って!」ぎゅう
しんのすけ「放せ!放すんだぞ!」
ボーちゃん「…」
ボーちゃん「聞いて、しんのすけ君」
しんのすけ「嫌だ!オラ、何も聞きたくないー!」
ボーちゃん「しんのすけ君、君はもう死んでいる」
しんのすけ「!」
しんのすけ「ちが、違う!オラは生きてる!まだ、生きてるもん!」
ボーちゃん「やっぱり死んでからの事、少しは覚えてるんだ…」
風間「え?覚えてるって?」
ボーちゃん「本人は気づいてないけど、深層意識で覚えてる」
しんのすけ「何言ってるか、意味分かんないぞ!」
ボーちゃん「去年、僕らは会ってる」
しんのすけ「会ってない!」
ボーちゃん「去年、しんのすけ君に同じ話をした時も、そう言ったね」
しんのすけ「オラは何にも知らない!」
風間「いい加減にしろ!!」
風間「しんのすけ!聞け、お前は15年前に死んだんだ」
しんのすけ「!」
風間「車で、家族みんなで死んだ…死んじゃったんだ…」
しんのすけ「…風間、くん?」
ネネ「どうせ信じられなくてゴネてるんでしょうけど、聞きなさい!私達は、しんちゃんを助けたいの!」
マサオ「そ、そうだよ!お願いだから、信じてよ…」
しんのすけ「…ネネちゃんと、マサオ君?」
ボーちゃん「しんちゃん…」
しんのすけ「!」