しんのすけ「…ボーちゃん?」
ボーちゃん「うん」
しんのすけ「本当に、ボーちゃんなの?」
ボーちゃん「…本当」
しんのすけ「…」
しんのすけ「…オカシイと思ってた」
ボーちゃん「しんちゃん…」
しんのすけ「何だ。オラ、死んじゃったのか」
ボーちゃん「そう、15年前に」
しんのすけ「…家の周りに居た、怖い人達は?」
ボーちゃん「もういない」
しんのすけ「そっか。良かった」
ボーちゃん「…」
しんのすけ「しかし、みーんな変わっちゃったぞ」
しんのすけ「ボーちゃんは、眼鏡かけてるし、風間君は今時の大学生だし、マサオ君は頭に海苔が生えたし、ネネちゃんは…何か、ネネちゃんのママにそっくりになったぞ」
風間「どう、ボーちゃん?しんのすけの説得は出来た?」
ボーちゃん「うん」
しんのすけ「?」
テクテクテクテク…
しんのすけ「…」じぃ…
ネネ「そっかぁ、良かった」
マサオ「これでしんちゃんを救えるね!」
しんのすけ「…ボーちゃん。みんな、オラが見えないの?」
ボーちゃん「うん」
ボーちゃん「それに言ってる事も、聞こえない」
しんのすけ「オラが、死んじゃってるから?」
ボーちゃん「そう」
しんのすけ「ボーちゃんは、何で聞こえるの?」
ボーちゃん「分からないけど、何年か前から聞こえて見えるようになった」
しんのすけ「ほう…大変だな」