【※感動※】男「長くなるけどいいですか?」 女は男の様子が気になり、話を聞くことにした→その内容とは・・・

からから
女「今日も送ってくれてありがとうございました」

男「いや、そんくらいは普通だ」

女「あと、1週間ありがとうございました」

男「・・・それはもう聞いた」

女「じゃあ・・・分からないところがあったらまた聞いていいかしら」

男「良いって言っただろ・・・あー」

女「?」

男「アドレス知ってんだから、生徒会のない日にわざわざ学校来なくていいぞ・・・めんどうだろ」

女「あ・・・うん」

男「じゃあな」

女「あ・・・あの」

男「?」

女「来週の金曜日は生徒会あるので・・」

男「部活終わってからでいいか?」

女「・・・はい」

―――――1週間後。

女「今日はありがとう」

男「おう、オレも宿題進んだし」

女「今日は真面目に練習していたわね」

男「なんだそれ。オレはいつだってマジメだ」

女「ウソおっしゃい」

男「失礼な奴だな」

女「あ、それと」

男「ん?」

女「今日こそは私が奢ります」

男「いーよ。めんどくせーな」

女「だって、最初にそう約束したでしょ」

男「あのさ、よく考えてくれ。毎回オレがお前に奢らせてる絵って、すごいオレ感じ悪くない?」

女「・・・・じゃあ、今お金出します」

男「いーよ、もう。やめてくれ」

女「でも、このままではあなたに借りを作ったままでとても不愉快です」

男「悪かったな不愉快の原因作って」

女「何か、欲しいものはありますか?」

男「宿題見せてくれ」

女「ダメ。それは分担制でしょ」

男「えー」

女「私、どこか遊び行ってりしないから、お小遣い意外とあるのよ」

男「はー?」

・・・その言葉からオレは夏休みも一人家で過ごす女の姿が浮かんだ。

可能な限り、誰にも頼らないで生きてきたであろうこいつは、今まで友達と出かけたことなど殆ど無いんじゃないのか?

こいつの場合、誰かと出かけるということは、その誰かに依存しなければいけない。

盛夏だというのに、白い肌をしたこいつは、たぶん海で泳いだことなどないだろう。

もしかしたら、そもそも外出自体嫌いなのかもしれない。

しかしその瞬間、一緒に関数電卓を買いに行った日の光景を思い出した。

・・・・いや、そんなはずはない。

夏に外に出るのを嫌う奴が、あんな夏らしいロングスカートを持っているはずがない。

あんな麦わら帽子を持っているはずがない。

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