【※クレヨンしんちゃん※】高校生しんのすけ「最後の……最後の夏休みなんだなぁ……。いっぱい思いでつくろうな」

「あっ。マサオくんからメールきたっ。」

僕の前の席で携帯を弄っていたボーちゃんは顔をあげてそう言った。

高校生になった彼は、幼い頃見たいに鼻水は垂れていないけど今でも鼻炎の薬は欠かせない。

幼い頃から変わっていないボーちゃんは、美術が得意で後輩からの人気が高い。

昔から珍しい石を集めるのが好きたったボーちゃん。

だけど、あるとき一人で石を探しに山に登ったとき沢で氏んでいる人を見つけてから石を探すのをやめている。

「―――――で、以上を、持ちまして終業式おわりっ!くれぐれも事故のないように注意しろよ!一人でも欠けたらこの俺も悲しむからな!じゃ解散!!」

 

終業式を終え、みんなで学校をでて目的地のカラオケ屋まで歩いて向かう。

「やっと終わったわねー。教頭の話長すぎー、。校長は空気読んで短かったけど!」

ネネちゃんはしんのすけの隣でブーブー文句を言っている。

「夏休みだなー」

ほのぼのとボーちゃんが呟いた。

「この夏休みくらいいっぱい遊ぼうね!朝しんのすけともしゃべってたんだ。高校生活最後の夏休みだし、忘れられない夏にしようって。なあ、しんのすけ」

「おう!青春を謳歌しようぜ!!」

ネネちゃんはしんのすけの顔を見上げてニコニコ笑っている。

「あっしんちゃん髪になにかついてるわよ。私とってあげる」

「おっ。ありがとう」

ネネちゃんはしんのすけの髪についていたものをとりながら頬を染めている。

ネネちゃんはしんのすけのことが好きなんだと思う。

中学の頃からそう感じている。しんのすけに向けるはにかんだ笑顔や、しんのすけを見つめるその瞳には、

僕たちに向けられているものとはちがう別の感情があるような気がする。

しんのすけは気づいているのだろうか

カラオケ屋の前につくと坊主頭の少年がこちらに気づき駆け寄ってきた。

「あっみんなまってたよぉー」

「おっマサオー♪ぐりぐりぃーぐりぐりぃー」

「やっ…やめてよぉしんちゃーん。もう///」

しんのすけはマサオくんの坊主頭に会うたびに、ぐりぐりとその頭を撫でまわす。

マサオくんは口では嫌がっているが、その照れた表情からまんざらでもないような感じがする。

多分、マサオくんはバカなのたと思う。

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ