―――翌日 清掃
女教師「―――はーい、じゃあ班ごとに分かれて清掃を開始してください。時間は30分なんで効率よくいきましょう」
生徒「「はーい」」
不良「あー面倒くせぇ、面倒くせぇ。なあ、お前もそう思うだろ?」
オタク「え……べ、べつに」
不良「え?なに?お前、掃除する気なの?かぁー!意味分かんねえ」
オタク「い、いや……」
委員長「こら!!なにいじめてんの!!」
不良「あぁ?!誰もいじめてねえよ!!!ブス!!」
委員長「な……!!?」
女教師「はいはい。ほら、皆も見てるし、始めないと」
不良「やだねー」
女教師「不良君!!」
不良「誰が掃除なんてするかよ!―――おい、それよりなんか話そうぜ!」
オタク「え……いや……でも……」
委員長「もう知らない!―――先生、やりましょう」
女教師「……」
委員長「先生?」
女教師「あ、うん。そうね、不良君なら大丈夫か」
委員長「は?」
女教師「ほらほら、こっち」
委員長「あ、はい」
不良「なぁなぁ。エロい本とかどれくらいもってんだ?」
オタク「も、もって……ないし」
不良「うそつけー!もってんだろ?!おらおら、言えよー!」
オタク「や、やめろよぉ……い、いまは掃除のじ、じかんだろ……」
不良「何?俺に掃除しろって言ってんの?いい度胸じゃねえか、おう?」
オタク「あ、でも……あの……だって……」
不良「―――んじゃ、このゴミ袋を早くいっぱいにしたほうが勝ちな。負けたほうはエロ本を渡す。いいな?よーい、スタート!!おりゃー!!」
オタク「え……?あの……」