女教師「でも、今ここで話してみてよ」
不良「あぁ?!」
女教師「ひぃ!?」
不良「なんで、ここなんだよ!!」
女教師「え、でも、折角だし……」
不良「うっせえ!俺は休日じゃないと進路相談したくねえ」
女教師「そんなぁ」
不良「今度の土曜日は?」
女教師「……でも、夏休みの課題……」
不良「なんだよ?」
女教師「不良君は夏休みの課題をやらないとダメでしょ?」
不良「……」
女教師「進路相談はそのあと。ね?」
不良「ちょっと、待ってろ」
女教師「……?」
不良「―――ほらよ」
女教師「……え?これって……」
不良「俺にかかれば夏休みの宿題なんて三秒なんだよ!なめんな!!」
女教師(全部やってある……適当に書いてない……これって……)
女教師「ちゃんとやってるじゃない。どうして提出してくれなかったの?」
不良「だから、今やったんだよ!ぼけ!」
女教師「え?でも、鞄から出しただけ……」
不良「ちげーよ!光の速さで手を動かしたんだよ!!」
女教師「はぇ?」
不良「常人には見えない速度だ!バーカ!!」
女教師「……いや、夏休み中にちゃんとやったんでしょ?」
不良「やってねーし!!」
女教師「なんでそんなウソ言うの?自分が損するだけだよ?」
不良「だからやってねーし!!うっせえ!!」
女教師「……えぇ?」