その日には私の両親や弟、さらに幼馴染も駆けつけて義両親の家で話し合うことになった
私は妻に会うと間違いなく吐いてしまうと思ったので、2日前からウィダーインゼリーと飲み物だけで過ごした
話し合いの当日、両親と弟、幼馴染が車で迎えに来たが、私は吐き気と腹痛と震えが止まらなかった
対策をしていたので吐くものも出すものも無かったが、なんどもえずきながら義両親の家に向かった
久しぶりに見た妻は化粧もせず、白髪がぽつぽつと目立ち老けたような印象だった
そういう自分も、1年前と比べると15キロ以上痩せたので別人のように見えたことだと思う
妻は痩せこけて青ざめながら震えている私を見て泣いていた
話し合いが始まると、まず離婚についてどうするかと聞かれた
まず私自身がどうしたいか、正直に思っていることを話してほしいと義両親に頭を下げられた
私はここへ来てもまだ妻を愛していた。できればやり直したい
でも、きっとこれから先、妻を信用することが出来ない
妻が携帯を触っている時や、買い物に行く時、パートに行っている時
私が仕事をしている間や寝ている間も、きっと浮気をしていないか疑ってしまう
子供が出来たって、本当に私の子供かどうか信じることが出来ない
そんなのが一生続くのは、多分もう夫婦とはいえない
私が考えに考えて出した結論だった。ボロボロに泣きながら言ったと思う