【※まさかの結末※】有料メル友(女の子)サービスに契約しメールし続けた俺。顔写真を交換し合うまでの仲になったが、ある日・・・

感謝の気持ちを表すのに、俺たちの関係上、お金という手段をとってしまったのは
仕方がないじゃないかという俺の主張を、向こうはある程度納得してくれたらしい。

ただ、感謝の気持ちを表すのにお金を使うというのはもう止めてくれと彼女は
言ってきた。俺は彼女の要求を全面的に受け入れ、傷つけたことを再度謝罪した。

これに対し、彼女が「仲直りのしるし」と「罰ゲーム」として要求してきたのは
俺の顔がはっきりと写った写メールだった。その夜、俺は風呂上りの頭を
真夜中にセットしなおし、できるだけ男前に写るよう、夜中の2時まで自分の携帯と
格闘することとなった。

この事件がきっかけで、俺の彼女に対する想いはより一層深まった。

通勤電車、会社の喫煙所、家のベッドの中。俺は彼女の写真を始終眺め、
ため息をついては胸の苦しさを感じるのだった。

あとはこの事件のお陰で、彼女は「怒る」という感情を示すほど、俺との
関係をちゃんとした人間関係として認めてくれているということがわかり、
俺はちょっとだけ彼女との未来に希望を抱いたりしていた。

だってそうでしょ?本当にお金の為だけにメールのやりとりをしていたのなら、
お金を多く振り込まれても怒るはずがない。そんな風に俺は彼女との
今後に期待感を膨らませ、この頃から彼女の気を引くように色々と小細工を
しはじめた。

メールだけの関係でも色々と方法はあるんだよ?メールの返事を少し
遅らせてみたり、たまにはそっけなく、ちょっと冷たい返事をしてみたり。

そしてその後は、うんと優しく「愛してる」と伝えたり、感謝の気持ちを綴ったり。

でも一番努力したのは、彼女の聞き手にまわろうとしたこと。これまでは
一方的に自分の話したいことを話し、彼女はひたすら聞き役にまわり、
俺を慰め、生活に潤いを与えてくれていた。

今後はそうではなく、自分も彼女のよい聞き手になれるよう、自分なりに
努力し始めた。一方的に彼女を必要としてる関係ではなく、彼女にも
自分を必要として欲しかったのだ。月2万のお小遣い以外にもね。

メールの件でも分かるように、この頃には俺と彼女の間にある程度の
信頼関係がなりたっていた。だから彼女に自分の話をさせるよう仕向ける
ことはそんなに難しくはなかった。

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