【※まさかの結末※】有料メル友(女の子)サービスに契約しメールし続けた俺。顔写真を交換し合うまでの仲になったが、ある日・・・

あれこれと考えながら10分以上考えてこんなメールを打った。だが送信したメールは
宛先不明で戻ってきてしまうのだった。

美紀はメールアドレスを変えてしまった。もうこちらからは連絡の取り様がない。さっきの
メールに続いて、今度の送信エラーで、俺はその晩、完全にノックアウトされてしまった。
明日が土曜でよかった。平日だったらまた2週続けて会社を休むところだった。

土曜日の俺は完全に抜け殻だった。人の形をしたただの置物。何もする気が起きず、
近所のマンガ喫茶に行き適当に選んだマンガを読んでみる。だがマンガもネットも
何も頭に入らない。

深い絶望。突きつけられた現実が受け入れられず、俺の頭は外界の情報を遮断
してしまったようだ。せっかく5時間のパック料金ではいったのに、俺は1時間も
経たないうちに店を出てしまった。

前日に送ったメールは、何かの間違いではないかという思い、その後3回送りなおした。

しかし全て宛先不明で帰ってくる。携帯会社のシステムトラブルではないみたいだ。

その日の帰り道、俺の頭にひとつのアイデアが浮かんだ。彼女は俺がポイントカードに
入会した店で、俺のアドレスや電話番号を知ったと言っていた。彼女からのメールが
届いた直前に作成したカードを探せば、彼女が働いていた店がわかるかも知れない。

家に帰って財布の中のカード類を全て床に広げてみた。勧められたカード類は、
クレジットカードでもない限り大体加入してしまうので、俺の財布はいつもパンパン。
肝心のお金はあんまり入っていないのだが。

美紀からのメールが来たのは8月の頭。その頃入会したカードはひとつだけ。

4駅先のターミナル駅にある大きな洋服店だった。

次の日、俺はその洋服店へと向かった。ひとつ間違えればストーカーだけれど、
このままでは終われない。せめて理由が知りたい。お金をとっていたことに彼女が
罪悪感を感じていたのは、あの日の表情で想像がついた。でもだったら今度は
普通に友達として、またメールを始めることだってできるだろ?

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