【※いちばん大切な日※】俺は18歳になるまで知らなかった・・・自分の命が1人の女子高生によって守られていたことを・・・

しかし、今日も希望校への判定は「D」。

むしゃくしゃしてリビングで、父の煙草を一本拝借。

火を付けた瞬間に母が帰宅した。

最悪のタイミング……。

母は何も言わず、メモとペンを取りだして、

サラサラと何かを書いている。

「ここへ行ってきなさい」

「は?」見たら、見たこともない住所と名前。

「何で俺がこん…」

「いいから行ってきなさい!」

母のここまで取り乱した顔を見たのは

後にも先にもこの時だけである。

なんだってんだよ…まぁいいか、

どうせ勉強もはかどってないし……。

そんな軽い気持で、

俺は書いてある住所へ向かうため電車に乗った。

その時には、まさかこれほど

重大なことを知ることになろうとは、思っても見なかったのだ

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