委員長「それで、男くんは思い出したの?」
男「はい? 何をですか?」
委員長「何をって……決まってるでしょ? 女さんと最初に会った時のことよ!」
男「…………あぁ~、すっかり忘れてたな」
委員長「忘れてたって……そんなのダメじゃない! ちゃんと思い出さないと!」
女「委員長さん、そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、私は男くんが思い出さなくても構わないの」
委員長「えぇ~っ、それでいいの?」
女「そもそも、他人かもしれないんだから。 だから、今こうしていられればそれでいいわ」
男(よくもまぁ、淀みなくスラスラと嘘が並べられるもんだ……)
委員長「健気だねぇ……! 男くん、あなたには勿体ないくらいの子なんだから、ちゃんと気持ちに応えてあげるのよ!?」
男「はぁ……えっと、考えておきますけど」
委員長「煮え切らないわね、もう……って、話しているうちにもうこんなところまで! 私こっちだから! じゃあね!」
女「えぇ、さよなら」
男「さよなら~……って、あっ! スーパー寄らなくてよかったのか?」
女「あ……しょうがないわね、家にあるもので作るわ」
