【※感動※】男「長くなるけどいいですか?」 女は男の様子が気になり、話を聞くことにした→その内容とは・・・

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ピンポーン

ガチャ
男「あ・・どうも。おはようございます」

女母「おはようございます。乗ってくださいな」

男「はい」

バタン

ブロロロロ・・

男「あの・・なんかすいません。別にオレ、そんなに感謝されるようなことしてないですから。オレの方も女さんに世話になったので」

女母「生徒会室でサッカー部の練習見てたんでしょ?」

男「あ、ハイそうです。知ってるんですね」

女母「ええ。娘から聞いてますよ」

男「はぁ」

女母「・・・でも、今日お招きしたのは、そんな事じゃあ無いんです」

男「?」

女母「うちの子は、あの通り車椅子で他の人と比べて出来ないことがたくさんあります」

男「・・・」

女母「でもあの子は、自分がそうだからといって他人に迷惑をかけたくないと言って、なんでも自分でやろうとします」

男「・・・そうですね」

女母「階段を降りるのだって、最初は生徒会の皆さんが手伝おうとしてくれたみたいだったんですが、どうやら断ったようで」

男「・・・」

女母「だから、あなたが娘が階段を降りるの手伝ってるって聞いた時はびっくりしました」

男「いや・・まあ、手伝ってるといっても車椅子を持って先に階段降りてるだけですが・・」

女母「それに、あの子は自分からあまり人と関わろうとしなかったんですが」

男(いや・・・最初めっちゃ因縁つけてきたんだが)

女母「今はあなたといっしょに勉強しているそうですね」

男「あ・・いえ。色々あって勉強教わってます」

女母「・・小学生ぐらいまでは、友達といっしょに勉強することも多かったようなんですが、最近はうちに友達を連れてくることもなくなりました」

男「・・・」

女母「また昔みたいに、仲のいいお友達を作ってほしくて、こんな形であなたを強引に呼んでしまいました。ごめんなさい」

男「・・・いえ。別に気にしてないっす」

女母「ありがとう。うちの子、結構キツイこと言うことあるけど、根はやさしい子だからよかったら仲良くしてあげてください」

女の母親の言葉は、なんとなく感じていた予感と一致した。

女はたぶん、自分で自分を律することができる強い人間なんだろう。

だが、親からすれば良く見えない学校生活でのわが子の様子は不安であるはずだ。

増してや、ハンディを持つ子であれば。

だからこれは、女のためやオレのためというより、むしろ女の家族のためという気持ちからの行動だ。

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