男「は、ははは。よーし身体があったまってきたぞぉ!」
こ、こうなったら!最後の手段!多少卑怯だが仕方が無い。有名なギャグで笑いを取りにいく
男「せーの!コマネチ!」
笑いの巨匠ビートたけしの一発芸。コマネチ。俺はこれを初めて見た時、一週間は頭から離れなかった。それほど面白い。
女「・・・」
あれ?反応がないな?きこえなかったかな?
男「せーの!コマネ
女「二度やる必要はないわ。よくもそんな古いネタを使う気になるわね。それと、せーのっていうのはやめなさい?掛け声ほど寒いものはないから」
動作の途中でストップがかかった。うわぁみろよ彼女のあの目!黒目がさっきより、小さくなってる気がする。どんだけ興味なくしてんだよ。
どーも、女さんは体を張ったギャグが苦手らしいな。流石にここまで笑わないってのはそういう事だろう。
男「よーし。お待たせいたしました。次は、ダジャレで笑わします」
女「・・・」
う、うわぁ。なんだそのウンコを突き刺した棒を無邪気に振り回すガキを見る様な目は。でも何か興奮する。
男「ある家の庭には、ヘチマがありました。ある日、その家にヘチマ泥棒が入りました。次の日、奥さんが庭を見て一言。ヘチマがヘッチマッたなぁ。なんつって」
女「・・・長い。あと、お約束みたいになんつってて付けるな」
あれ?何か怒ってる?でも、怒った顔も素敵。