ひまわり「―っ!!!」
バタバタッ!!
しんのすけ「ん?ひまわりどうした?」
ひまわり「お兄ちゃんっ…これっ!!」
しんのすけ「―っ!!な、何見て―っ」
ひまわり「東京の大学行くってどういうこと!?」
しんのすけ「―っ…」
ひまわり「卒業したらあっちで暮らすんでしょ?!」
しんのすけ「ちょ、ひまわ…」
ひまわり「私…お兄ちゃんはずっと傍にいると思ってた…」
しんのすけ「…」
ひまわり「風間くんは…私の傍にいたいから県内なんだって…だから」
しんのすけ「俺は―っ」
ひまわり「お兄ちゃんは…離れても…い…い…っ」
ひまわり(どうしよう、私最悪だよ…。県外の大学行く事なんて普通に良くある事なのに…)
ひまわり(私、馬鹿みたい…。)
しんのすけ「…。」
ひまわり「ごめん、なんでもないや…。勝手にみてごめ…」
しんのすけ「ひまわり。」
ひまわり「っ!」
しんのすけ「東京なんて近所だぞ。今とあんまり変わらないぞ」
ひまわり「―でもっ、その書類にはあっちで一人で住む―って…」
しんのすけ「それは母ちゃんが一人暮らしの勉強しなさいって」
ひまわり「―っそんな」
しんのすけ「もう会えなくなるわけじゃないんだぞ!」
ひまわり「…それでも私は寂しいもん…」
しんのすけ「…ボーちゃんだって今頑張ってる。俺だってみんなのためになるような仕事がしたい!」
ひまわり「お、にいちゃ…」
しんのすけ「オラは強いんだゾ!!…じゃなくて俺…」
ひまわり「…あはっ。子供の頃の口調に戻ってる…っ」